サルトルから見たカミュ「陰気くさい自惚れ」「君の天性である虚飾」

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人物紹介

アルベール・カミュ(1913年11月7日 – 1960年1月4日)

フランスの小説家、劇作家、哲学者。フランス領アルジェリア出身。

第二次世界大戦中に刊行された小説『異邦人』、エッセイ『シーシュポスの神話』などで注目され、戦後はレジスタンスにおける戦闘的なジャーナリストとして活躍した。また『カリギュラ』『誤解』などを上演し、劇作家としても活動した。

戦後に発表した小説『ペスト』はベストセラーとなり、エッセイ『反抗的人間(フランス語版、英語版)』において左翼全体主義を批判し、反響を呼んだ。

小説『転落』発表の翌年、1957年、史上2番目の若さでノーベル文学賞を受賞した。1960年、交通事故により急死し、未完に残された小説『最初の人間』が1994年に刊行された。

引用:Wikipedia

サルトル

ジャン=ポール・シャルル・エマール・サルトル(フランス語: Jean-Paul Charles Aymard Sartre、1905年6月21日 – 1980年4月15日)は、フランスの哲学者、小説家、劇作家。内縁の妻はシモーヌ・ド・ボーヴォワール。右目に強度の斜視があり、1973年にはそれまで読み書きに使っていた左目を失明した。自分の意志でノーベル賞を拒否した最初の人物である。

引用:Wikipedia

「陰気くさい自惚れ」「君の天性である虚飾」

サルトルはカミュの著書『反抗的人間』に対するフランシス・ジャンソンの批判的論評が切っ掛けで始まった論争の中で、カミュの人柄について痛烈な皮肉を述べている。

僕は腹をたてているわけではないが、君と知合いになってからはじめて、遠慮なく申し上げることにする。君には、陰気くさいうぬぼれと弱点とがまじりあっていたので、真実をすべてぶちまけることを僕はいつも控えてきた。その結果、君の内的な困難さを隠してくれる陰にこもった過激さ、これを君は地中海的中庸と称するのだろうが、君はこれにとらわれてしまった。

引用:カミュ/サルトル/ジャンソン『革命か反抗か』(新潮社、昭和44年)74ページ

君の天性である虚飾については、とがめだてをすまい。

引用:カミュ/サルトル/ジャンソン『革命か反抗か』(新潮社、昭和44年)80ページ

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